就活市場において好ましいとされる男性の髪形は、やはり短髪(ショートカット)です。おしゃれを楽しむと言う意味で、ミディアムやロングもありと言えますが、男性の長髪は、人により好みが分かれる所です。
就活では「自分の事を何も知らない相手に、自分に興味を持ってもらう」必要がありますので、何よりも「相手に不快感を持たれない事」を重視しましょう。
尚、就活ヘアにショートカットをお勧めする理由は、「面接の前に書類選考があるから」という事もあります
一般的に就活の手順は、
○書類選考
○集団面接
○個人面接
と言った流れになります。
面接に進んで、自分の内面をアピールする為には、その前に履歴書やエントリーシートの内容、証明写真で自分の見た目を見せなければなりません。内面をアピールする前に髪型で低い評価を付けられてしまうと、そもそも面接に進めなくなるので、男性は清潔感があり万人受けしやすい髪型が鉄則と言えます。
しかし、人間の顔形には幾つか種類がありますので全員同じ髪型が似合うものではありません。見た目を磨く意味でも、自分に合った髪型を知っておくと良いでしょう。次から、顔型別のお勧めヘアスタイルをご紹介します。
エラが張っていて直線的な輪郭を持つ、ベース型の顔の男性にお勧めしたいのが、前髪をアップにするショートカットです。サイドにボリュームを持たせて、フワッとしたパーマ等の髪型にしてしまうと、輪郭のバランスが崩れてしまいます。
サイドを短く刈上げ、トップをハネさせたり前髪を上げたりして、頭部のシルエットを縦に伸ばすように見せれば、いかつい印象を和らげる事も可能です。前髪を上げ、額を見せることで、男性っぽさを強調しましょう。
顔の形が丸いタイプの人も、ベース型の人と同じく、縦長のラインを意識した髪型がお勧めです。顔全体が丸くふっくらと見えてしまう丸顔の方は、幼く見られがちです。横にボリュームを出すような髪形を選ぶと、さらに横幅が目立つようになる為、あくまでもサイドは短くしてボリュームを抑えるようにしましょう。
ある程度縦長のラインを見せられる髪形なら、前髪をサイドに流すようにしても、アップバングにしても似合います。束感を意識したり、七三スタイルで髪の毛を流したりすると、選べる髪型の幅が広がるのも特徴です。但し、トップにボリュームを持たせすぎてしまうと、今度は面長のシルエットになってしまう為、ミディアムやロングのヘアはお勧めしません。
顔の形が縦に長い面長型の人は、なるべくサイドに厚みを持たせるような髪型がお勧めです。面長顔の人がサイドを刈り込み、トップにボリュームを持たせるような髪型を選ぶと、顔の長さを強調する事になります。
面長顔の場合、ベリーショートではショートカット程度に長さを残し、前髪を下ろして額を隠すようにすると、顔をすっきりと見せられます。サイドのボリュームを出しやすい、マッシュヘアなどに抵抗がある場合は、トップ側の髪の毛を伸ばし、もみ上げ周辺を短く刈り込む、長めのツーブロックを選ぶのも良いでしょう。伸ばした前髪をサイドに流して、固めるようにすれば、サイドのボリュームを出しつつ首元をスッキリさせる事もできます。
頭のハチが張り出し、顎先が尖っている逆三角形タイプの顔の人にお勧めなのは、ベリーショートです。トップにボリュームを持たせたり、髪の毛を伸ばしたりすると、顎のシャープさが目立ってしまうので、毛量を減らす事でバランスを取るようにしましょう。
自分で自分の顔の形がよく分からない、髪形が似合っているかといった客観的な意見が聞きたい場合は、毎年数多くの就活生を撮影している写真館などでヘアメイクのアドバイスを受けてみるのも良いでしょう。
プロのお墨付きやアドバイスがあれば、自分の見た目にも自信が持てるようになります。自分に似合う髪形を把握すれば、同じ髪形を維持するようにすれば良いので、書類選考に備えて専門の写真館で相談すると良いでしょう。