【第一位】Twitter 37%
【第二位】Face book 22%
【第三位】mixi 15%
【第四位】SNSは利用しなかった 12%
【第五位】instagram 5%
【第六位】その他 9%
>就職を希望する企業のTwitterに、就活生へのアドバイスが掲載されていたから。[千葉県/20代女性]
>ある程度匿名性があって何でも言える雰囲気もあり、かつ即時性も有るのが良かった。[東京都/30代男性]
>Twitterだとリアルな意見が多く、会社名が分からなくても業界の事はなんとなく分かるので、大変便利でした。[北海道/20代女性]
一位は「Twitter」でした。アメリカ発のSNSで日本語版は2008年から利用可能になりました。全角140文字迄と短めのメッセージですが、画像や動画も投稿でき、情報の内容が把握しやすい点も大きな特徴です。総務省の調査報告書によると、Twitterの利用率は十代~二十代で高く、中でも二十台の利用率が高い事が分かっています。(Line、Youtubeは除く)
アカウントを持つ企業の情報をはじめ、友人の就活動向等もリアルタイムで気軽にチェックできる為、利便性が高いと感じる方も多いようです。
>他の人の動向が非常に気になるのと、リアルタイムの就職情報が手に入るのがいいです。[愛知県/30代男性]
>公式アカウントなら会社の活動情報が良く分かるからです。[新潟県/30代男性]
>フェイスブックなどは気になる会社も登録されていて情報を得るのに役立ちました[神奈川県/30代女性]
二位は「Face book」でした。これもアメリカ発のSNSで日本語版も2008年公開です。登録には実名など個人情報が必要な点が大きな特徴で、就活などの真面目な用途に活用できる、というイメージを持たれているようです。尚、総務省の調査報告書によると、Face bookの利用率は三十代~六十代の其々でトップ。その為、OBや企業関係者などとも、年齢を超えてつながれる事も大きな魅力と言えます。
Face bookに公式ページを解説している企業が多いのも利点で、インターンシップの開催情報等の投稿がチェックできるケースもあるようです。更に、会社の人事の方との連絡手段として、Face bookアプリ、「メッセンジャー」を利用している方もいるようです。
>就職活動をしていた同級生同士で情報交換をしていました。[北海道/30代男性]
>mixiが流行っており、共通の趣味を持つ友人にアドバイスを貰ったり、様々な情報交換に役立った。[埼玉県/30代男性]
>当時はmixi全盛時代で色々な人と意見交換が出来て役に立った。[北海道30代女性]
三位は「mixi」でした。これは日本初のSNSで2004年からサービスが開始され、当初は完全招待制と言う事もあり、ユーザーの素性が明確であると言う安心感や、健全性が大きな魅力でした。尚、総務省の調査報告書によると、mixiの利用率は全世代で一桁台という結果に。
現在mixiは、他のSNSと比較すると利用率は高くない為、就活には余り利用されていないと考えられます。現在人気が無いとは言え、2010年4月の時点では有効ID数は二千万人に到達、三十代以上の方では、当時全盛であったmixiを就活で利用したと言う声も多く寄せられました。
今回のアンケート結果では、新卒就活時の情報収集に役立ったと思えるSNSとして、「Twitter」「Face book」の二つで、ほぼ六割を占める結果となりました。これらのSNSにアカウントを持つ企業は多く、就活の情報収集において有益な情報が投稿されるケースも少なくありません。又、社内の日常風景などを投稿している企業もあり、それを見て企業の雰囲気等を知る事も出来ます。
又、「mixi」は現在では利用率が高くない物の三十代の方がかつては就活で活用するほどの人気がありました。そして、SNSの中では人気の高い「Instagram」は、わずか5%に留まり、就活の情報収集ツールとしての利用は少数派である事もわかりました。
さらに、「SNSは利用しなかった」と言う回答も12%有った事も注目に値します。SNSは就活においても便利なツールである反面、情報に惑わされたり、内定が出た友人の報告等を見て、焦りを感じたりする可能性もある為、意識的に利用しなかった方もいるようです。
但し、Web/IT業界を志望する場合は、「この業界志望なのにSNSのアカウントを持っていないのか?」と言われるケースもありますので、この方面の業界を志望する方は、利用する機会があまり無くても、メジャーなSNSのアカウントは取得しておくと得策かもしれません。
又、一部の企業はフォロワー数の多い人材を優遇採用する、所謂「インフルエンサー採用」も発表しています。フォロワー数の多い方は、情報収集のみに留まらず、採用における大きな武器として、企業側に積極的にアピールする事も可能です。
一方、企業側が就活生のSNSをチェックするケースもあるようです。実際にSNSに実名登録している場合には、誰でも簡単に投稿内容を検索・閲覧できます。したがって、企業側からのチェックでマイナスになる可能性がある投稿は、避けたり閲覧禁止あるいは、投稿を削除しておく事が望ましいと言えます。
このようにSNSは「諸刃の剣」となる可能性があるので、注意が必要です。便利なツールであるSNSを上手に活用して就活成功につなげてください。