○提出した書類などに関する確認等
○一次面接・二次面接の結果
○事前に電話・メール等で企業に問い合わせた内容の返答
など、就活に関する重要な連絡を非通知のまま連絡してくる企業は意外と多いのです。ただ、一般的に非通知の着信はどこから掛かってきているかが分からない為、不信感を抱かれやすいと言うデメリットがあります。
普段スマホの電話帳に登録されている番号からの着信であれば相手が分かるのに対し非通知着信では、相手が分からないので電話に出ないと言う人も多いと思います。
住所も企業名も公表している企業が、なぜ非通知で電話して来るのかと就活生が疑問に思うのも当然と言えます。
しかし、殆どの場合、企業側は意味も無く非通知のまま電話をしているのではありません。
企業があえて非通知設定で電話をかける理由の一つは、もし相手を間違えても非通知なら、どこの企業が間違い電話をしたのか分からせない為です。
企業が就活生に連絡をする時は、履歴書などに記載されている連絡先を利用します。書類選考や面接である程度就活生をふるいに掛けることになりますし、個人情報保護法も遵守する必要がある為、安易に「応募者全員の個人情報をデータベースに登録して共有する」といった方法で管理しません。
その為、企業の担当者は就活生の電話番号を見ながら電話をかけます。しかし担当者も人間ですから、数字の見間違いや押し間違い等もあるかも知れません。
間違い電話を受けると不快に感じる人が殆どです。「就活の連絡」と言った重要な内容の電話を間違えた結果、企業に対するイメージが悪化したり、企業の連絡先が漏れて電話営業が増えたりしてしまう可能性もあるので、非通知設定で連絡する企業が多いのです。
単純に、番号通知設定にして電話すると、折り返しの電話対応が出来なくなるという理由も有ります。就活に関する電話をかけても、全員がその時の電話に出られるわけではありません。番号通知にして、一日中何時折り返して掛かってくるか分からない電話を、待ち続けるわけにも行かないからです。
就活生からの折り返し電話に追われた結果、取引先や上司・同僚との重要な連絡などへの対応が遅れる事になっては、本末転倒です。企業によっては就活生数十人、数百人に連絡を取る事もある為、折り返し電話に対応せずに済むように、あえて非通知設定にしている場合もあります。
企業が採用に関する連絡等を、外部に委託している場合は非通知で連絡する事が多いです。電話番号を通知して折り返せるようにしても、委託先の外部企業に繋がるだけで、詳しい質問等には答えてもらえません。
又、外部企業の電話番号と志望先の電話番号が違うので、就活生が検索した時に戸惑ってしまうと言うデメリットもあります。外部委託を請け負う企業側としても、情報漏洩を防止する為にも非通知設定にしている場合が多いのです。
社歴の長い企業の中には「特に理由は無いが、昔から非通知設定なので、そのままにしている。」と言ったところも少なく有りません。ただ単に昔からの慣習を引きずっているだけなので、老舗の安定している企業を希望するなら不信感を抱かずに対応しましょう。
但し、企業から連絡をもらえるのは、基本的に書類選考や面接に残った人だけです。先ずは書類選考を突破しなければ、面接まで進めません。書類選考の段階で落とされないよう、面接官に良い第一印象持ってもらえるように、証明写真はプロに撮影依頼する事をお勧めします。