自分の仕事に対する価値観を知っておくと良い理由として、自分に合う企業の内定を取りやすいと言う事です。
仕事に対する価値観は、自分の性格やこれまでの人生経験により培われる物です。
性格や価値観の合わない友人や恋人と付き合っているとストレスを感じるように、仕事の価値観が合わない職場に就職してしまうと、遣り甲斐のある仕事であっても楽しくなくなってしまいます。
無理をして周囲に合わせた結果、心身を病んでしまい休職・退職する羽目に陥ってしまっては元も子もありません。
就職後も楽しく快適に暮らしていく為にも自分の価値観に合う企業を探せるようになりましょう。
ここでは、「仕事をする上で何を重視すべきか」と言う基準で仕事の価値観のパターンを七つに分類しました。
「社会の役に立つ仕事をしたい」など仕事を通じて他人の手助けをしたいと言う価値パターンです。
収入に直結しなくとも、社会全体の役に立つような商品やサービスを提供していたり、募金やチャリティーなどのイベントに熱心だったりする企業を志望すると、気持ちよく働けるでしょう
「資格を取ったり自分で課したノルマを達成したりする事が好き」
「仕事を通じて他人から褒めて欲しい、認められたい」
と言う価値パターンです。
「結果や給料はどうでも良いから、遣り甲斐が重要」
と言う価値パターンもあります。
「とにかく自分の経験やスキルを高めたい」
「凝り性なので徹底的に仕事の質に拘りたい」
と言った職人気質の人は、学生時代に蓄積してきた専門知識や専門スキルを活かせる企業を目指しましょう。
「仕事よりもプライベート」
「仕事はそこそこで趣味や家族と過ごす時間に力を入れたい」
と言う価値観を持つ方も多くなりました。
ただ、仕事とプライベートの理想的な割合は、年齢によっても変わってきます。
例えば、独身の間は仕事付けの日々を送っていても、結婚し子どもが生まれたりすると考え方が変わったというケースもあります。
「仕事がきつくても沢山稼げるほうが良い」
と言う価値観も定番と言えます。
能力さえあれば新人でも高待遇を得やすい、外資系企業や実力主義の大手企業を目指すと良いでしょう。
「気の合う同僚や上司と楽しく働きたい」
「人間関係が煩わしいので飲み会や社員旅行等が最小限の会社で働きたい」
と言った価値観です。
人によっては職場とプライベート人間関係を一緒にする人もいれば、仕事は仕事と割り切って働きたい人もいます。
就職活動をするうえで注意しておきたいのが、企業の規模や人間関係等複数の要素によって求められる仕事の価値観が変化する事です。
例えばスタートアップの企業だと「ゆるく楽しく」働くと言う選択肢は余りありません。
しかし、会社の経営が軌道に乗り、多くの社員を抱える企業に成長していれば、「ゆるく楽しく働きたい社員」を受け入れる余裕も出てきます。
自分自身の考え方も変化してゆく事も考えて、入社時だけでなく入社後も定期的に、周囲の人と自分の価値観をすり合わせる事も必要です。
基本として、人間は自分と似ている人に好感を持ちます。自分と会社の仕事に対する価値観、更に詳しく言えば、自分と面接官との価値観がマッチしていると、就職活動で内定を獲得する可能性が高いといえるでしょう。
但し、記入欄に制限のある履歴書やエントリーシートでは、個人的な仕事の価値観を詳しくアピールする事は出来ません。
先ずは書類選考を突破し、面接に進んでから初めてアピールできる要素ですので、書類選考の突破率を高める為にも、証明写真は写真館で撮ってもらうことをお勧めします。