「なんとなく就活」「やりたい事が無い」で適当に就活するのは、就活生が想像する以上に辛い物です。就活では書類選考・面接等を通じて、自身の学生生活を見知らぬ他人に何度も評価されたり、内容について深く聞かれたりします。勿論、書類選考や面接に落ちたからと言って、人格否定に繋がるわけでは有りませんが、多くの就活生にとっては何度も落ちる事自体、強いストレスになります。
どうしてもその業界、その企業で働きたいというモチベーションが無い状態でストレスを受け続けると、就活そのものに対してもモチベーションを失ってしまいます。失敗を恐れる余りに志望先の条件を大幅に落としたり、面接で上手く自分をアピールできなくなったりすると、就活の成功はますます遠くなってしまいます。
楽しい就活と言うわけには行きませんが、就活のやる気を維持したり、気持ちを切り替えたて持ち直したり出来るように、「なんとなく」ではなく何らかの軸を決めて就活に取り組む事をお勧めします。
一般的に辛くない仕事というのは有りません。自分が望んで入りたいと願った会社に就職し、やりたいと思った仕事をしていても、同僚や上司との意見の食い違い、仕事の納期や取引先との折衝、仕事の量など様々な理由で苦労する事になります。
好きな仕事であっても、ストレスを受ける事は避けられないものなのですが、適当に就活、就職して、特にやりたくもない仕事をする事になったときの苦労やストレスはかなりの物です。嫌な仕事をし続けた結果、心身を壊してしまうケースも珍しい事ではありません。
自分の健康や人生の楽しみなどを維持していく意味でも、就活では最初に入社する会社を吟味する必要があります
やりたい事が見つからないと言う場合は、「やりたくない事」から自分の適性を見つける事をお勧めします。人は好きな事ややりたい事が見つからなくても、「この仕事だけはしたくない」「こういう働き方は嫌だ」と言ったやりたくない事なら割と簡単に思いつく物です。
○残業は少ない方が良い
○体育会系の人間関係は嫌
○決まりきったルーティンワークだけ与えられるのは無理
○営業職は絶対にしたくない
など、先ずはやりたくない事をピックアップして、それらが避けられそうな会社を選別して行けば、真に自分に合わない企業や職種に就いてしまう不幸は避けられでしょう。
先ずは、頭を空っぽにして、やりたくない事を思いつくまま紙などに書き出していきましょう。「もう思いつかない」と言う所まで行ったら、「どうしてもやりたくない」「これは我慢できる」など、やりたくない事に優先順位をつけていきます。
最終的にリストをやりたくない事順に並べ替え、整理して行けば自分が仕事に求める軸が見えてくるはずです。
「やりたくない事リスト」が出来たら、あとは難しくありません。リストを見ながら、「この仕事はリストに当てはまるか」を考え、職種、業界、企業を絞り込んで行きます。簡単に選別できない物を残し、最後に給与等の条件面を詳しく比較していけば「やりたくない事をする必要が無く、待遇や条件の良い企業」が見つかります。
ただし、自分にとって理想的な企業見つけられたとしても、その企業に採用されるかは分かりません。書類選考を突破し、面接に進めるように先ずは、写真館でプロのカメラマンに証明写真を撮ってもらい、魅力的な自分をアピールできるように準備を整えましょう。