面接では「先ずは結論」から話す事を心がけましょう。
日本語は英語などの主語の後に直ぐ動詞(重要な伝えたい内容)が来る言語と違い、文法の自由度が比較的高い為、気を抜くと長くて分かりづらい表現になりやすい言語です。
例えば志望動機を伝える際、重要度の低いエピソードを長々と話しても、結局肝心の事が伝わらなければ意味がありません。
話の構成にまとまりが無ければ「話を纏める能力」が無い、「分かりやすく伝える練習をしていない」とみなされてしまいます。
面接やプレゼンのように使える時間が限られている場面では、
>「私が今回御社を志望させていただいたのは、利用者の一人ひとりに心配りできるキャビンアテンダントになりたいと考えたからです」
と言った形で最初に結論を伝えるようにしましょう。
企業へ提出する履歴書の志望動機欄や自己PRには、「相手が質問しやすい引っ掛かり」作っておくのがお勧めです。
例えば航空会社を志望する理由として海外旅行や留学経験をアピールしたい場合、「旅行に行った理由」や「現地で経験した事」を詳しく説明せずに概要程度に留めておけば、高確率で面接時に質問されるでしょう。
面接では一方的に多くのエピソードを語っても、自分が思うほど相手の興味を引きません。「相手から聞かれたら答える」形にする事で、自分に興味を持ってもらい、最後まで話を聞いてもらいやすくなるのです。
又、詳細を描かない事で、自己PR等を短く簡潔に纏められると言うメリットもあります。
面接中に避けたいのは、質問に答えているうちに何を伝えたかったのかが、自分でも分からなくなってしまう事です。
面接官の質問では、基本的に自己PRや面接の受け答えを深堀りする為に行われます。
話の軸がぶれたり、自己PRと質問の答えが矛盾したりすると、面接官に伝えたい内容を伝える事が出来ません。
しかし、事前に「一番伝えたい事は何か」を決めておけば、本題から逸れてしまう事なく返答が出来ます。「○○だからこの会社を志望した」「○○を通じ自分の能力をアピールする」など、伝えたい本題を補強できるかどうかを考えながら話すと良いでしょう。
自分の主張を補強するエピソードは、
・短く
・分かりやすく
・イメージしやすい
事を重視しましょう。
例えば、「イチゴが好き」と言う主張を補足するなら、
「子どもの頃、両親と共に行った果物狩りでイチゴが好きになった」
「そこからイチゴの栽培や調理法等について興味を持ち調べるようになった」
「市販のイチゴ製品を食べ比べた中で御社の製品が一番好き」
「御社に入社してもっとイチゴの魅力を伝えられる商品開発をしたい」
と言ったように、小さな内容を複数積み重ねるようにすると一つひとつのエピソードが分かりやすく具体的になります。
就活の場では、事前に準備していた自己PRや強みだけではなく、質問の受け答えや一寸した突っ込みに対する返答等も評価の対象になります。
一貫した受け答えが出来なければ、説得力はありません。
人間は良い所よりも悪い所のほうが印象に残りやすいので、面接を通じて伝えたい内容を絞り込み、雑談、質問関係なく本題からブレずに会話できるように意識しておきましょう。
とはいえ、証明写真の仕上がり次第では、そもそもの面接にまで進む事すらできません。
先ずは面接へ到達する事を目標に写真館を利用してプロに証明写真を撮影してもらう事をお勧めします