「自分の笑顔が素敵だと思えない」
「笑顔に自信がない」
「カメラを向けられると表情が強張る」
と言った人は、証明写真の撮影前に、「最近あった一番楽しい事・美味しかった物」などを思い浮かべて見ましょう。笑顔に自信が持てない理由は人それぞれですが、基本的に人の最も魅力的な表情は、自然体の時に出る無理をしていない笑顔です。
「良い顔をしよう」「頑張って笑顔になろう」などと意識すると、逆に表情がぎこちなくなってしまうので、楽しい事、美味しい物など思い出し、緊張を解すようにしましょう。
又、就活用の書類に貼る証明写真は、口角を少し上げて微笑む程度が理想とされています。微笑みは練習次第ですぐに習得できるので、毎日鏡に向かって数分程度練習すると良いでしょう。
○意識して目を大きく見開く
○鏡を見ながら、歯が見えないようにして左右の口角を引き上げる
と言うポイントを押さえて練習すれば、安定した笑顔がいつでも作れます。
緊張等で思ったように表情が作れない人、撮られる時に固い表情になってしまう人には、筋弛緩法と言うリラックス方法を使って顔や体の緊張を解しましょう。
筋弛緩法とは「力を入れて、筋肉を緊張させてから力を抜く」と言う動作を繰り返すリラクゼーションテクニックです。
人間は、ストレス感じたり緊張したりすると、無意識に筋肉に力が入って、動きや表情が固くなってしまうものです。しかし、力を入れて顔のパーツを寄せてから力を抜いたり、全身に力を入れてから緩めたりすると、意識的に緊張を解すことができるのです。
緊張していると、プロカメラマンからのアドバイスも、なかなか伝わりません。しかし、意識して緊張を緩められれば、第三者目線の意見により、表情を調節したり姿勢を正したりでき、より良い写真を撮ることにつながります。
「写真が嫌い」
「出来るだけ写真を撮られたくない」
と思っている物の、就活用の写真は避けて通れません。出来れば良い物を用意したいと考えているなら、「写真が嫌い」な理由を具体的に書き出して見ましょう。
感情的な好き嫌いは、簡単に解決できませんが、写真が嫌いな理由を具体化できれば、原因にあわせて解決策を探ることが可能となります。
○笑顔が苦手・良い笑顔が分からない→鏡などで笑顔の練習をする
○緊張するから→筋弛緩法等で緊張を緩める
○メイク・ファッションに自信がない→スタイリストのいる写真館でプロにメイクしてもらう
など、原因をはっきりさせて対応すれば、好き嫌いは別にして、良い笑顔を作れるようになるでしょう。
又、写真嫌いの理由の一つに、そもそも写真になった自分の顔が見慣れていないから、と言うケースも少なからずあります。鏡と違って左右が反転していない状態になるので違和感があるのです。いつも左右反転した状態で見る鏡像を見慣れているので、左右反転していない顔写真を見た時に「これは自分じゃない」「なんか写真写りが悪い」と感じてしまうのです。
鏡と写真の違和感で写真が苦手と感じている場合は、表情の練習も兼ねて沢山写真を撮り、写真になった自分の顔を見慣れる事で、写真嫌いを克服できる可能性もあります
プロカメラマンとして新卒で就活用証明写真を用意している人に伝えたい、撮られ方のコツは、
○最近あった楽しいこと、美味しい物を思い出す
○筋弛緩法で緊張を解す
○目は見開き、口角を左右均等に上げる
○プロのアドバイスを受け入れる
事です。
基本的に就活用証明写真で求められる笑顔は、微笑みなので、練習次第で習得が可能です。ただし、自撮りや証明写真ボックス等では、第三者のチェックが入らないので、写真写りを確認して調整することが出来ません。
プロカメラマンのいる写真館なら、表情や姿勢の整え方、就活向きのメイクや髪型などのアドバイスも受けられるので、写真写りに自信がない方などは是非一度写真館に相談してみてください。