特に関係ない 54%
良い影響がある 24%
悪い影響がある 18%
その他 5%
>特に影響しません。入社後に研修を行いますので、そこで情報モラルの徹底をしています。飲食業。 [滋賀県/30代男性]
>通信業界。スキルとして必要と思いますが、大事なのは人間力なのであまり関係ありません。[奈良県/30代男性]
>古い会社なので、それ程SNS利用の有無が関係する事はまだありません。[岡山県/40代女性]
会社の業態や文化にもよりますがアンケートに回答して頂いた中で、半数以上はSNSの利用と採用基準は「特に関係せず」と言う答えでした。
又、通信業界などITをメインに扱う企業では、SNSを見るよりも「人」に注目しているようです。採用迄の面接で就活生の反応を見たり、入社後に研修を行ったり、と言う企業も少なくありません。
普段の振る舞いがSNSに現れる事もありますが、先ずは企業の方と適切なコミュニケーションが図れるように努めると良いでしょう。
>出版業界で文章力が物を言うので、センスの良い文章が書けている場合は良い影響があります。[北海道20/代女性]
>学生のSNSを観察する事で、本当の人物像が見えます。[山口県/30代男性]
>不動産業界です。従来IT利用が遅れている業界でしたが、最近はITリテラシーを重視する傾向にあります。賃貸の情報はネットで開示するのが常識化してきています。採用面でも利用の仕方はチェックします。[埼玉県/50代男性]
出版業界など、文章にまつわる企業であれば、SNSで発信している内容を見られる事があるようです。企業サイドでは、新製品やサービスなどをSNSで周知する事もある為、SNSを上手く利用できていると、プラスの評価が得られる事もあるようです。しかしSNSで投稿している内容によっては「ITリテラシーがあるかどうか」も見られる可能性も留意しておきましょう。
企業がSNSを参考にしている場合、「就活生が正しくSNSを使えているか」「サービスの宣伝等にSNSを利用できるように慣れているか」がポイントです。
>証券会社の場合、SNSの発言が株価に影響を与える事があるので。[新潟県/30代男性]
>新しい物をどんどん吸収するのは広告業界では良いが、拡散等の安易な使い方では採用に影響が出る場合もある。[埼玉県/50代男性]
>飲食業界なので、SNSで何かしらの炎上写真を投稿されていないか気に掛けます。[福井県/30代男性]
アンケートの回答を見ると、金融関係や飲食店、IT関連等の企業が、学生のSNS利用に関してネガティブな印象を持っているようです。確かにSNS上で炎上した内容がニュースで取り上げられたり、又、機密情報が漏洩したりして社会に対する影響は計り知れません。
しかし、SNSの利用は既に一般的な物として、捕らえている企業も少なくありません。重要なのはSNSの利用方法なので、日常の瑣末事などをSNSに投稿していなければ、採用担当者も然程気にしないようです。
今回は「就活生の使うSNSは採用に影響するか」についてご紹介しました。「SNSは個人の物だから、態々見る人など居ないのでは?」と考える方もいるかもしれません。しかし、アンケートでは「良い影響がある」と「悪い影響がある」と回答した数を合計すれば、四割以上の方がSNSの影響について意見を持っている事になります。「特に関係無い」と回答した企業が過半数を占めますが、就活生のSNS利用が企業側に見られている可能性も十分に有ると言えるでしょう。
そして、二割近い企業が「悪い影響がある」と考えています。特に企業では社会からのイメージが業績に影響を与える事も多分にあり、金融関係などであれば、株価の変動にも影響を及ぼしかねません。これまでの利用方法を含め、SNSの利用には十分に注意した方が良いでしょう。
又、一方で就活生のSNSを採用担当者が参考にする事で、就活生自身の「人となり」を理解してもらい易くなったりします。就活生にとってSNSへの投稿は内容により「良い影響も悪い影響もある」と言う面がある事を知っておくと、上手に就活を進められるでしょう。
現在では、SNSを使っている就活生も多数いると思います。この記事を読んだ方は、自身の投稿内容を今一度見直してみてはいかがでしょうか?もし企業にマイナスのイメージをもたれそうな、内容の投稿があれば、たとえ希望の企業の事で無くとも、削除しておく方が誤解を生まない為にも賢明といえます。
メディアリテラシーを持った利用方法で、自分を含めた就活生のイメージを少しでも良い物にしていきましょう