一~三年 42%
四~六年 23%
一年未満 19%
十一~二十年 7%
六~十年 7%
二十一年以上 2%
>仕事が自分に向いていなかった事と、職場の人間関係が良くなかったから。[群馬県/50代女性]
>人間関係で悩んでしまい、職場に馴染めませんでした。[東京都/30代男性]
>結婚と同時に義実家で同居し始めた為生活環境が変わり、就業時間が不規則な業界での勤務が難しくなった為。[山梨県/30代女性]
三年未満で退職した方々の多くは、男女関係なく人間関係に悩んでいた方が目立ちました。人間関係の問題は、どの環境に於いても出てくる問題と言えますが、事前の情報収集や上司との相談などで変わる事も有るかもしれません。
又、仕事内容が自分の思っていた物と違い、合わなかったといった理由も多く目立ちました。新卒で自分に合う仕事に就く事が出来る人は稀なのかもしれません。そう言った時にどうすべきかを、事前に考えておくと言う事も必要なのではないでしょうか。
尚、卒業から三年以内の就職は「第二新卒」として扱われる場合も有るので、三年以内に転職する人が多い原因かもしれません。
>業務をしていく中で資格を取得する事が出来て、更なるキャリアアップを目指し転職しました。[東京都/30代男性]
>労働時間や内容に見合った給与ではないと感じ、遣り甲斐を見失ったため。[大阪府/40代女性]
この位の時期になると、給与面で不満を抱く方が増えてくるようです。ある程度の仕事内容を任されるように成り、周りの上司等も含め勤務年数や実績が有るにも拘らず給与が上がっていない等の会社の体制を考える時期のようです。
そういった面での不満等もあり、更なるキャリアアップを目指して転職を考える方も多く見られます。資格などを取得し、ある程度キャリアも積んだ時期に計画的に転職をするのも一つの方法といえます。
>訪問販売の営業職、ノルマがきつい上に手当無しの残業が続いた為にメンタルをやられて転職しました。[北海道/50代男性]
>体調を崩してしまったので、辞めざるを得なくなりました。[群馬県/40代女性]
一年未満で辞める方の大半は、過酷な勤務体制で体を壊してしまった、という理由が多数みられます。たとえ希望の職種に就く事が出来ても、体を壊してしまっては無意味です。
意外と、過酷な勤務体制の職場も多くあるようです。
又、同じ会社でも職種内容により、勤務時間が異なる場合もあります。この点に関しては事前にしっかりと調べておく事が重要な課題の一つです。
新卒で入社した人の三割ほどが、勤務年数三年以内で退職するという現状の中、退職の理由の多くが職場での人間関係や勤務体制にあるようです。勤務体制などは事前のリサーチである程度予測できると思いますが、人間関係の悩みは人それぞれであり、又、時期によっても変わってくるのでなかなか予測するのも難しい問題です。自分がそういった環境に陥った時にどうすべきか、ある程度覚悟をして臨んでいく事も、社会人として必要なことかもしれません。
又、アンケート結果からも分かるように、新卒で自分の理想の仕事に就く事が出来る人は、少数派であると言う事も分かります。残念ながら自分が入社した会社が、理想とはかけ離れていた場合でも、直ぐに会社を離れる前に、今ある環境の中でどのように自分を向上させていけるかを考えて対処し、うまく転職につなげられれば、その会社に入社した事が貴方の中で失敗ではなく成功に変わる事でしょう。
そして、女性には結婚を機に職場を離れる方も見られます。ある程度先の予想がつく生活環境の変化も、事前に考慮できますし、会社の福利厚生等も予め調べておくと良いでしょう。
どんな仕事でも理想の職場環境というものは、なかなか難しいものです。自分が何を優先すべきか、将来を見据えて、現状の辛い部分が自分の人生にどう影響するのかを明白にして、仕事に臨むことも重要な事なのではないでしょうか。