自己PRは、とにかく自身の良い点を並べれば良いというわけではありません。自己PRはその会社にご自身を売り込むための内容ですので、会社に必要な人材や一緒に仕事をしたいなど、会社に貢献できるかを伝えられる内容に考えていきましょう。
効果的な自己PRとは、自身をできるだけ客観的に見て説明をされるのが上手い伝え方です。人から言われる、思われるなど第三者からの内容を組み込むと説得力が上がります。ご自身の自慢を伝えるより、人から伝えてもらう方が相手に信用性が出て伝わりやすいです。日常生活の中で起こった事を組み込むとオリジナリティが出て、信用性も増すでしょう。
自己PRで上手く伝える方法は、まずはアピール内容の根拠を示すことです。結論を伝えてその後に根拠の説明の流れです。転職などの方については実績やスキルなどご自身が行ってきた事を伝えられれば良いのですが、新卒採用や就活生に関してはストーリ性が必要になってしまいます。特に前向きなアピールがプラスになりやすく、アルバイトなどで働いたときのエピソードはあれば根拠となるでしょう。根拠がなく自身の思いだけ伝えてもアピールにはなりませんので気を付けましょう。
志望先の企業や職種によって求められるアピールポイントは大きく変わります。例えば営業職を希望する方には、コミュニケーション能力や周りを見れるサービス精神や謙虚さを求められるでしょう。事務や経理関連であればまじめさや誠実さなど正確さが求められるでしょう。このように企業により求められる内容が異なります。
IT関連など急成長を遂げている企業では、積極性や行動力などを見られる場合もありますし、大企業や老舗企業などは、誠実感で真面目な人柄が好まれたりしております。企業のカラーに合わせてご自身のアピールをどのように工夫して伝えられるかが必要となります。
どれほど優れた経験でも、企業の仕事に合わなければ採用担当者や人事担当者に響きません。サークルで部長を務めた自己PRを使用し、リーダーシップや問題解決能力などのアピールが営業職などには良いですが、クリエイターや事務職などは、責任能力や誠実性などのアピールが良いので、それに合わせた伝え方をすれば良いのです。
同じ経験でも言い方や伝え方、またどの部分を取り上げるかによってアピールができますので自身の活かせるポイントを探してみましょう。
自己PRを伝えると、選考に対してだけでなく採用後にも影響がある場合もあります。部署の選定などで、交渉や営業実績などをアピールされた方など、営業職の部署などに配属される可能性も少なくありません。逆にいうと事務職を希望されるのであればそれに見合った自己PRをすることで、希望部署にも配属される可能性が出てくるわけです。自己アピールも先まで考えた内容で考えとくのをおすすめいたします。
私たちの短所や長所は見かたからすると逆になることはご存じでしょうか。言い方を変えると短所は捉え方を変える長所にもなりますし逆もしかりです。落ち着きがない人は行動力があると変えられますし、人前で話すのが苦手な方は周りを見れる人など、自身の持つ特徴をポジティブに考えれば長所になりますので、アピールといて伝えられます。
経験で目立つことがなくても、自身の持つ特徴を志望される企業に合わせて何が役立つのかを考えて伝えるのもアピールポイントの一つとなります。
エピソードを伝えるには、出来る限りPDCAサイクルを活用し改善に繋げた経験を選ぶと上手くいくでしょう。